商品名：完性名器 あなよろし
商品詳細url：https://www.e-nls.com/pict1-51231
メーカー名：クラフトイズ
当店通常価格：1,680 円（税別）
タテ×ヨコの快感定石を忠実にトレース
万人向けの性能＆射精力は不安要素ゼロ
クラフトイズという、まったくの新興メーカーから生まれた、謎の純国産オナホールです。
新興とはいえ、パッケージや中身からは、どうにも○○工芸っぽさが濃厚に滲み出ているのですが、メーカー的には自社ブランドと明確に差別化しているようなので、そっとしておきましょう。
そんな新規参入ブランドの記念すべき第１弾は、今や国内メーカーのほぼすべてが倣っている、ヴァージンループ系のタテ×ヨコヒダ構造を採用した、まさに“王道ど真ん中”のハンディタイプです。
いや、もう…どこを切ってもビックリするくらい凡庸で、そこに理念や情熱など１ミリも感じられないのですが、オナホールの製造・販売をビジネスとして捉えるならば、ある意味これは最適解。
市場傾向的に“テッパン”ともいえる構造で、一定水準以上の素材品質を維持できれば売れるのは間違いなく、いいか悪いかは別として、そういう現状こそが、オナホに投機する企業を増やしているのだと思います。
素材硬度は一般的な“ふわトロ系”よりもやや硬め。伸縮性に優れ、高速ストロークへの対応力も良好です。とりわけ、柔らかさと弾力のバランスが素晴らしく、手繰り寄せて奥を突くのも余裕でした。
一方、そこそこ強いオナホ臭と、ややベタ付くオイリーな手触りは及第点ギリギリ。純国産なのにこの快適性はいささか残念で、素材感に関してはトップブランドであるRIDEやトイズハートなどを見習って欲しいですね。
内部構造は前述したように、バリバリの“ヴァージンループ系”です。四つ葉形状のストレート穴には繊細なヨコヒダが刻まれ、挿入中はゾクゾクするようなタテヒダの存在感が終始下半身を支配します。
中盤と最奥にはカサ高ヒダのポケットがあり、ここに亀頭が擦れるとプリッとカリを弾かれ、大きなアクセント刺激を発生。
タテ×ヨコヒダにこのアクセントを加えた三重奏こそが、本作の中核を成す快感特性といえ、ゆるやかながらも着実に射精感が蓄積される性能は、非常に安定感のある、万人向けのオナホとして評価できるでしょう。
ただ、まぁ…これだけ確立された要素を忠実になぞっていれば、一定水準をクリアするのは当たり前。本来はそこからいかに“＋α要素”を加えて、オリジナリティを出すかが、メーカーの手腕になるのだと思います。
ところが本作は既存の模倣段階で終わってしまっていて、その先にある独自性や差別化要素を微塵も感じられないのが惜しいところ。
もちろん、新鮮味があればいいってもんでもなく、手垢にまみれた仕様でも一定数売れちゃうのは、そこに需要があるからなのも理解しています。
…が、業界の健全な発展・成長を望むイチ小売店の立場としては、こうした状況に、どうしても危機感を覚えてしまうのでありました…。
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